テレワークのメリットデメリットについて実際に感じたことをまとめてみた

スタジオ・メディコからお届けしております。

さて、今日はテレワークを実際にやってみて感じることについて、メリット・デメリットを体験談や周囲の意見も交えながら考えて説明します。

賛否あるテレワークですが、私は非常に快適!

これが結論であります。

が、いろいろと問題点も発見しました。

テレワークのメリット1 出社がない

もう、これは言うまでもなく、出社しないわけです。

これまで私たちって、どうしてこんなに移動してたんだろう・・と気付かされたという方は少なくないですよね。

圧倒的無駄が移動時間だと私は思ってきましたので、その移動コストがないというのは非常に大きいです。

ミーティングに、集まる必要があったからオフィスに出社する必要が生まれたわけですが、出社する必要がなければ移動する必要がないという、考えてみれば当たり前のことなのですが・・

かくなるバジルは、会社を経営しておりまして、自宅から会社まではおよそ45分。

都心部なので、割と近い方でした。

でした、というのは実は引っ越したわけですが・・

45分というのは、自宅を出て、駅まで歩く(或いは自転車)時間が10分程度含まれ、電車の改札を通ってホームに出て、電車が来るのを待つ10分くらいも含め、電車自体に乗っている時間が20分、こうして駅を降りてから会社のドアを開けるところまでが45分というわけです。

東京では、ターミナル駅から20分!というフレーズをマンション購入を促す広告で見ることがありますが、結局実際に電車に乗っている時間だけでなく、ドアを開けてから電車に乗るところもコストと考えると結構な時間がかかっているわけです。

この辺りは、ぼーっと毎日ただただ通勤していると見えてこないもの。

時間を真剣にマネジメントしようと、何に何分使っているか?を記録していた時代がありますが、驚くほど移動に時間を使っている、それも電車やバスだけでない時間を消費していたということなのです。

テレワークのメリット2 成果が見えやすい

これは、これまでなんとなくやっていた作業には意味がなくなり、全ての仕事に対し、どのくらいの数字を達成したのかが見えるようになったということです。

もし文章の仕事を会社の仕事としてやっていた場合に、何文字の仕事を、どのくらいやったか?など、具体的数字でしか測れないわけです。

会社に出社して、なんとなくそこにいるだけでみんなの繋ぎ役のような、ムードが良くなる人というのがいたとして、実際にはテレワークになり、その仕事はさほど必要なくなってきました。

ズーム会議の調整役という意味ではまったく不必要ではありませんが、コミュニケーションを円滑にするというのは数値化しづらい業務ですし、ほぼその仕事は必要ないのがテレワークです。

最初にテレワークを導入するとなると、上司や経営者は部下の成果をどうやって測るか?そもそもきちんと仕事するんだろうか、サボったりしないか?など考えるもの。

しかし、逆にいえば評価軸をきちっと作り、それによって測ればまさに実力主義。

がんばっている、ということではなく、どのくらいの業務をこなしたか?が成果になるので、非常にわかりやすいです。

働いていても、どのくらいを目指し、どのくらいで終えるか?という1日のゴール設定をしっかり行えるのもテレワークのメリットだと思います。

テレワークのメリット3 多種多様な人と仕事できる

これまで場所の制約がありましたが、それがなくなったテレワーク。

そして、副業を推奨する企業も増えましたが、こうなってくると益々需要が高まっているのがクラウドソーシング・ランサーズ・ココナラのようなフリーランスと、ユーザーをマッチングするウェブサービスです。

これまでデザイン会社に依頼していた仕事を、気軽に、安く、個人に発注できるようになりました。

こうなると、プロジェクト単位で様々な仕事が進みます。

教材を作ろう、ならばロゴマーク、ウェブサイト、ランディングページ、事務対応、マーケティングやコンサル、契約書、ライティングなどなど、アウトソーシングできないものはありません。

自分だけでやらなくても、苦手なことは誰か得意な人がいるわけで、それが気軽に手軽にチームとして動ける。

テレワーク以前から可能だったことですが、益々加速しました。

テレワークのメリット4 コスト削減

移動にコストがかからないということは、これは企業側からすると大きなコスト削減です。

それはそうですよね、交通費はもちろん、接待交際費も大幅削減というわけです。

東京、大阪のあの出張ってなんだったんだろう、という声を耳にしますが、移動には交通費以外のコストが結構かかります。

観光産業にとっては痛手になるわけですが、出張に行って社内のお土産を買うという行為すら起こり得ません。

現地のおいしいグルメを食することも、お酒を囲んで話すこともありません。

テレワークのデメリット1 移動という休み時間

メリットの部分では移動に対しての時間削減について書きました。

が、移動がなくなったことの苦痛も実はありました。

移動って、最大の休み時間だった、、とも考えてしまいました。

どういうことかというと、みなさんは移動中何をして過ごしていますか?

現代ではスマホがありますから、動画を見たりゲームをしたり、もちろん勉強に使ったりと工夫次第でなんでもできます。

それ自体はすごいことなのですが、よく考えると移動しているからこそできるのです。

ずっと机に座って、同じ景色、同じ環境で仕事をしているとちょっと気分転換したくなるものですが、会議と会議の移動とか、会社が終わってさあ家に帰るぞとか、色々と節目に移動がつきものだったわけです。

その移動が突然なし!

となると、、

ズーム会議とズーム会議の間に、小休憩はあったとしても、実際には同じ家の中。

廊下があればまだ良いですが、もしワンルームマンションに住んでいたら、特別な変化はありません。

ましてその空間で寝るわけで。

寝ても冷めても、同じ空間にいるわけです。

つまり効率化という点では最大化したけど、それによって非効率だった移動という贅沢な休憩時間は失われたということなのです。

出張はめっきり減ったという方は少なくないと思いますが、新幹線で食べるお弁当、車窓を見ながら飲むコーヒー、そこでふと座席のポケットにある雑誌を見る、そこにビジネスのヒントが転がっていたり、思わぬ発想が浮かんできたり・・

ある意味で、これが移動することで得られる、要するに無駄なんだけどそこから何かが生まれる空白時間だったわけです。

そういう意味で、テレワークは効率的ではあるけど、何かを生み出すという点の無駄を意図して作る必要があるわけです。

具体的にバジルの場合は、動画を使います。

バジルは新幹線や飛行機の中という、キャビンがもっとも仕事が捗るタイプ。

そこで新幹線の車窓ムービーを用意して、それを垂れ流しにしながら仕事します。

これだけで、ただのいつもの窓は、移動中の窓に切り替わる。

音も、コトコトガタガタとなっていて、時々人の声が入るのもまた良いのです。

まったく無音だから集中できるというものでもありません。

人によっていろいろな集中方法があるので、このスイートスポットを見つけると随分と仕事の捗り方が変わってきます。

とにかく作業するユーチューブ動画、なども一部のYouTuberがアップしていますが、1つの方法です。

テレワークのデメリット2 働き続けられる

フリーランスの方に多いと思いますが、時間的な制約がなくなると、ある意味でどれだけでも仕事ができるようになります。

逆に、どこまでも働けます。

サボろうと思えばそれも容易なわけですが、逆に仕事をし続けようと思えばできてしまう。

海外とのミーティングは日本時間に囚われませんし、締め切りのある仕事に終われると、移動もなく、場所も問わないのでとにかく仕事をし続けられてしまう、つまりうまくタイムマネジメントしていかないといけないということなのです。

これは経営者やフリーランスの場合は当たり前のことだったかもしれませんが、テレワークをする全ての方がまさにフリーランスのような考えやマネジメントをしなければならないということでもあります。

テレワークのデメリット3 無駄から生まれるコミュニケーションがなくなる

移動にも通づるのですが、ただなんとなく集まって飲む、という文化がありません。

テレワークや、これはオンライン飲み会にも言えることですが、目的を持って集まり、ミッションが達成したら終了。

基本的にはあるプロジェクトのチームで、または意思決定するために、など目的があるわけです。

これに対して、わかりやすい例は飲み会

無駄というとそうかもしれませんが、なんとなく集まって飲んでいる、そこに知人がやってきて紹介しよう、となる、そんな文化はなくなりました。

意外と、こういう無駄から新しい仕事が生まれたりするのです。

私が最初に作った会社のクライアントは、なんとなく飲んでいる席で、なんとなく紹介されて仲良くなった方であったり、なんとなく紹介された方が仕事に関わったりと、一見無駄なようでそこからいろいろなものが生まれたように思います。

テレワークのメリット4 新しいコミュニケーションを取りづらい

ズームミーティングは効率が良いのですが、何度か会っている人とのミーティングでは、その人となりが見えているので話がスムーズかもしれません。

ですが、実際に会ったことがあるというのと、初めて会うというのとでは少し状況が違います。

先ほどの、無駄につながりますが、空白時間があるんです。

会うということは、同じ時間を共有していますが、コーヒーを注文して届くまでの少しのリードタイムに、あ、なんだか晴れてきましたね?のような、空気を共有するような時間があるんです。

オンラインではこの間のようなものが、小刻みに圧縮されます。

無言時間のようなものが少ないのです。

また人間は多くのことを非言語コミュニケーションで察知していますが、仕草、ちょっとした表情や、服装、匂いなど相手を理解するための要素が、オンラインでは少ないというのはあります。

この辺りは今後いろいろなツールで改善していうのでしょう。

現状では新人入社までオンライン面接で完結しても、そこから一度も会ったことのないチームで全てオンラインで完結させるよりも、一度は顔を合わせる時間が大切ともいえるわけです。

まとめ

本日は実際にテレワークにも慣れてきて感じる様々なメリット・デメリットを書きました。

実際にはテレワークに移行できない業種や会社ももちろんあると思います。

一長一短、賛否あると思います。

しかし、実際にやってみるとメリットの方が大きいのがテレワーク。

経費削減、時間コストも削減、スピーディーなビジネス、これまでの常識では考えられなかったことかもしれません。

逆に、だからこそリアルに集まるということが特別な体験となってきたのではないでしょうか?

まだ実践していない企業の経営陣の方も、ぜひ一度テレワークを検討して実際にやってみることを強くおすすめします。

 

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